■ メリット・良い評価の傾向
50インチの使い勝手の良いサイズ感でありながら、広色域量子ドットパネルと倍速駆動(120Hz)を搭載し、実売10万円前後(セール時には8万円台)という手頃な価格帯で購入できる点に対し、コストパフォーマンスを追求する買い替え組のユーザーから高い満足度が寄せられています。10年ほど前のフルHD液晶テレビやエントリークラスの等速モデルから買い替えた購入者からは、量子ドットによる発色の鮮やかさと明るさに感動したという声が多く見られます。地デジ放送のニュースやバラエティ番組でも、映像処理エンジン「レグザエンジンZRII」による超解像処理によってテロップや人物の輪郭がすっきり表示され、ノイズの少ないクリアな映像を楽しめていると評価されています。
音響面では、バスレフ型のフルレンジスピーカーに重低音ウーファーを組み合わせた「レグザ重低音立体音響システム」を搭載しているため、薄型テレビ特有のスカスカ感がなく、人の声が明瞭に前方に届く点や、映画・音楽番組の低音がしっかり響く点が高く評価されています。特別な音響設備を追加しなくても、テレビ単体で日常のテレビ視聴から動画配信まで十分満足できる音質が得られると好評です。
また、PS5やNintendo Switchなどを接続してゲームを楽しむ層からは、4K/120Hz入力対応と約0.83msの超低遅延を誇る「瞬速ゲームモード」が支持されています。アクションゲームや格闘ゲームでもボタン操作と画面のズレを感じず快適にプレイできる点や、番組表のスクロールやおまかせ録画機能の動作が機敏で、長年のレグザユーザーでも迷わず直感的に扱える操作性の良さも支持を集めています。
■ デメリット・悪い評価の傾向
大手ECサイトや価格比較サイトで低評価(星1〜2)を付けているユーザーや、購入後に想定外の不満を覚えた層から最も多く指摘されているのが、液晶パネルの視野角の狭さです。本シリーズの55インチモデルが広視野角パネルを採用しているのに対し、50インチモデル(50Z570L)はVAパネル方式を採用しているため、正面から外れて斜め45度以上の角度から画面を見ると、全体的に白っぽく白濁して色が薄く見える現象が報告されています。そのため、広いリビングで横に広がって座る家族配置や、斜め位置のダイニングテーブルから視聴する機会が多い家庭のユーザーからは不満の声が上がっています。
また、レグザの上位シリーズに搭載されている地デジ全番組自動録画「タイムシフトマシン」が本機には非搭載である点について、全録機能を期待して購入したユーザーから事前の確認不足による後悔の口コミが見られます。通常の2番組同時録画には対応しているものの、過去番組を自由に遡るスタイルを求める層にとっては物足りなさを感じる要因となっています。
画質設定に関しては、初期設定のスタンダード状態では発色やコントラストがやや強めに設定されており、長時間視聴していると目が疲れやすいと感じた購入者も存在します。落ち着いた自然な色合いにするために、各種パラメーターの微調整が必要だったという意見があります。また、最新のMini LED搭載モデルと比較すると、完全な暗室での映画鑑賞時に黒浮きがわずかに気になるという声も挙げられています。
■ 総合的な評価(どんな人におすすめか)
50Z570Lは、予算8万〜10万円前後で手に入る50インチテレビの中で、量子ドットの鮮やかな色彩、滑らかな倍速(120Hz)駆動、そして聞き取りやすい重低音スピーカーのすべてをバランスよく手に入れたい実用性重視のユーザーに最もおすすめできるモデルです。主に正面の位置から視聴し、地デジ番組からYouTube・各種動画配信サービスまでを高画質かつサクサクした操作性で楽しみたい家庭に最適です。
また、PS5などのゲーム機で4K/120fpsの滑らかな描写と低遅延なプレイ環境を低予算で整えたいゲーマー層や、レグザの使い慣れた番組表とおまかせ録画機能を好む買い替え検討者にも適しています。
一方で、広いリビングで大人数が斜め方向を含む様々な角度から同時に視聴する環境にある家庭や、タイムシフトマシンによる地デジ全録機能を必須とするユーザーには不向きとされています。設置場所における正面視聴の条件が揃っていれば、価格以上の高い満足感が得られる高コスパな1台です。